墓じまい、誰に相談する?石材店・寺院・代行の選び方

お墓と葬儀

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お墓の引っ越し(墓じまい)を考え始めると、まず迷うのが「誰に相談すればいいのか」です。結論から言うと、相談先は大きく石材店・寺院(菩提寺)・墓じまい代行サービスの3つに分かれます。どこか1か所だけに話を聞いて決めるのではなく、まずは見積もりを比べることが遠回りに見えて一番の近道です。

相談先は3つ。まず特徴を知っておく

墓じまい、誰に相談する?石材店・寺院・代行の選び方のイメージイラスト
イメージ(AI生成)

それぞれ得意なこと・向いていることが違います。まずは全体像をつかんでおきましょう。ここだけ押さえておけば大丈夫です。

相談先 特徴 こんな人に向く 気をつけたいこと
石材店 墓石の解体・撤去工事そのものを行う 墓地の管理者から指定の業者がある場合/工事だけ頼みたい人 公営墓地以外では、管理者が提携する石材店を指定されることが一般的です
寺院(菩提寺) 檀家をやめる手続き・法要(閉眼供養など)の窓口になる お墓が寺院墓地にある人 檀家をやめる際のお礼(離檀料)を求められることがあり、明確な基準はありません
墓じまい代行サービス 相談から石材店の手配・行政手続きの案内までまとめて頼める 遠方に住んでいて動きにくい人/何から手をつけるか分からない人 サービスの範囲(どこまで代行するか)を契約前に確認する

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見積もりで確認しておきたい4つの項目

金額の相場は、お墓の立地や大きさで大きく変わります。そのため、この記事では具体的な金額は挙げません。大事なのは、見積もりに何が含まれているかです。分からない点は、その場で聞いておきましょう。

確認項目 見るポイント
撤去費用の算出方法 面積(㎡)単位なのか一式なのか。搬出経路が狭い・重機が入らないなど立地による追加費用の有無
離檀料の有無 寺院が離檀料を求めているか。金額に明確な基準はなく、納得できなければ話し合いで確認します
遺骨の運搬手配 新しい納骨先までの運搬を誰が行うか。自分で運ぶ場合との費用差
行政手数料の実費区分 改葬許可証の発行手数料など、自治体へ払う実費が見積もりに含まれているか

公営墓地以外では、提携している石材店を指定されることが一般的で、消費者が石材店を自由に選ぶことは難しいのが現状です。まずは見積もりを取り、不明な点はそのつど確認したうえで、納得してから工事を依頼しましょう。

参考:国民生活センター「墓じまいをしたいが、指定の石材店以外での工事は認めないと言われ納得できない」

離檀料についても、明確な基準がある費用ではありません。金額に納得がいかないときは、まず寺院との話し合いが基本になります。少しでも不審に思うことがあれば、一人で抱え込まなくて大丈夫です。お住まいの自治体の消費生活センター(消費者ホットライン188)に相談することもできます。

参考:国民生活センター 見守り新鮮情報「『墓を引っ越しする』と言ったら、寺から高額な費用を要求された」

相談から工事までのおおまかな流れ

相談先が決まったら、次は手続きです。墓の引っ越しは自分だけで進められません。一般的には、次のような順番になります。

順番 内容
1 今のお墓の管理者(寺院・霊園)から埋蔵(埋葬)証明書をもらう
2 新しい納骨先(改葬先)の使用許可証を用意する
3 今のお墓がある自治体に申請し、改葬許可証を受け取る
4 石材店に墓石の解体・撤去を依頼し、遺骨を取り出す
5 新しい納骨先へ遺骨を納める

申請書に何を書くかなど、手続きの詳しい流れは別の記事「墓じまいの費用と手続き|改葬許可の流れ」で整理しています。あわせて読むと段取りがつかみやすくなります。

相談前に決めておくと話がスムーズなこと

意外に思うかもしれません。相談先に連絡する前に、新しい納骨先の希望(永代供養・納骨堂・樹木葬など)をなんとなく決めておくと、話が早く進みます。すべて決まっていなくても、方向性だけで十分です。あわてなくて大丈夫です。石材店・寺院・代行サービス、どこに相談する場合も、複数か所から見積もりを取り、内容を比べてから決めることをおすすめします。

よくある質問

Q. 石材店は自分で自由に選べますか?
A. 公営墓地以外では、墓地の管理者が提携する石材店を指定されることが一般的です。自由に選べるかどうかは、事前に管理者へ確認しておきましょう。

Q. 離檀料は必ず払わないといけませんか?
A. 離檀料に明確な基準はなく、法律で金額が決まっているものではありません。納得がいかない場合は、まず寺院と話し合い、それでも不安が残るときは消費生活センターに相談する方法があります。

Q. 相談だけでも料金はかかりますか?
A. 石材店や代行サービスの初回相談・見積もりは、無料としているところが多くあります。ただし事業者ごとに条件が異なるため、相談する際に確認しておくと安心です。

まとめ

墓じまいの相談先は、石材店・寺院・墓じまい代行サービスの3つです。まずは複数か所から見積もりを取りましょう。撤去費用の算出方法・離檀料の有無・遺骨の運搬手配・行政手数料の区分を確認してから決めれば安心です。不安なことがあれば、一人で抱え込まず、専門の窓口に相談して大丈夫です。

なお、ここで紹介した手続きや離檀料の考え方は、一般的にそう扱われているという内容です。親族間で意見が分かれている場合や、金額の話がこじれてしまった場合など、個別の事情がからむときは、弁護士・行政書士などの専門家にご相談ください。

相談前の確認チェックリスト

確認すること できたら
今のお墓の管理者(寺院・霊園)に、指定の石材店があるか確認した
新しい納骨先の希望(永代供養・納骨堂・樹木葬など)の方向性を決めた
見積もりを2か所以上から取り、4つの確認項目を見比べた

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