帰省したら5分で書く「実家メモ」チェックリスト

親の終活サポート

お盆で実家に帰ったら、話し合いの前にまず5分だけ時間をもらいましょう。かかりつけ医・保険・鍵の場所をメモしておくだけで、いざというとき家族の動きが変わります。

なぜ「話し合い」より先に「メモ」なのか

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イメージ(AI生成)

親の終活というと、まず腰を据えて話し合う場面を思い浮かべる方が多いと思います。ただ、そういう場は身構えてしまい、なかなか実現しないこともあります。

先に済ませておきたいのは、もっと事務的な「確認」です。倒れて救急搬送されたとき、家族が最初に困るのは「かかりつけ医が分からない」「保険証がどこにあるか分からない」という、ごく実務的なことです。ここだけは、話し合いというより聞き取りに近い形で先に済ませておくと、あとの負担がぐっと減ります。

帰省中の5分でメモしておく。それだけで十分です。あわてなくて大丈夫です。

実家メモに書く5項目

次の5項目を、スマホのメモアプリか小さな手帳に書き留めておきましょう。番号順に聞いていくと、話がそれにくくなります。

項目 確認すること 聞き方の例
①かかりつけ医・常用薬 病院名・診療科・お薬手帳の保管場所 「今の病院、念のためメモさせて」
②加入保険と証券の場所 生命保険・医療保険の会社名と証券のしまってある場所 「保険の書類、どこにあるか教えて」
③通帳・印鑑・実印の場所 金融機関名としまってある場所(暗証番号は別管理) 「通帳、まとめてどこか一箇所にある?」
④親族と近所の連絡先 すぐ頼れる親族・近所の方の連絡先 「何かあったとき、誰に連絡すればいい?」
⑤鍵・戸締まりと近隣の連絡先 合鍵の場所・不在時に頼める近隣の方 「鍵の予備、どこに置いてる?」

ここだけ押さえておけば大丈夫です。全部を一度に聞き出そうとせず、思い出話のついでに1つずつ聞いていくくらいの気持ちで十分です。

書き方の3ステップ

手順はシンプルです。順番に進めてみてください。一度に全部やろうとせず、次の帰省に持ち越してもかまいません。

ステップ1|滞在中の雑談の中で聞く

片付けや食事の準備を手伝いながら、自然な流れで聞くのがいちばん角が立ちません。「最近、健康診断どうだった?」から病院の話に、「そういえば保険って何か入ってたっけ」から証券の話に、というように話をつなげます。

ステップ2|その場でスマホか手帳にメモする

聞いた内容は忘れないうちにその場で書きます。あとでまとめようとすると、細かい部分を忘れてしまいがちです。「念のためメモしとくね」と一声かければ、たいてい嫌がられません。

ステップ3|帰る前に本人と一緒に見返す

書いたメモを本人に見せて、間違いがないか確認してもらいます。ここまでできたら休憩です。無理に全項目を埋める必要はなく、埋まらなかった項目は次の帰省の宿題にすればよいのです。

スマホで残すときの注意点

保険証券や通帳を写真で撮っておくと、あとで見返しやすくなります。ただし、個人情報が写った写真をそのままスマホに残すのは注意が必要です。

気をつけたいのは次の2点です。

注意点 できる対策
スマホ自体のロック 画面ロック(パスコード・指紋・顔認証)を必ず設定しておく
写真のバックアップ クラウド同期をオンにし、スマホを落としても失われないようにしておく

写真を撮ったら、誰が見返す想定なのか(本人だけか、家族も見るのか)も合わせて決めておくと、あとで迷いません。スマホのロック画面に緊急連絡先を表示しておく方法は、以前の記事でも紹介しました。

撮った写真を専用のアルバムやフォルダにまとめておくと、ほかの家族写真に紛れず、あとで探しやすくなります。「どこに保存したか分からなくなる」というのは、ありがちな失敗です。整理のひと手間も、忘れずに済ませておきましょう。

よくある質問

Q. 本人が「まだいい」と嫌がったらどうすればいいですか?

無理に聞き出そうとせず、いったん引きます。「何かあったときのために、メモだけさせてね」というように、自分の安心のためという伝え方にすると、抵抗が和らぐことがあります。1回で全部埋まらなくても、次の帰省でまた聞けば大丈夫です。

Q. きょうだいがいる場合、メモは誰が持てばいいですか?

1人が原本を持ち、内容を家族のグループチャットなど、すぐ確認できる形で共有しておくとよいでしょう。1人だけが情報を抱え込むと、その人が動けないときに困ってしまいます。

まとめ

実家メモに書く項目は次の3つが最低限です。

チェック項目
かかりつけ医・常用薬をメモした
通帳・保険証券・鍵の場所をメモした
メモをスマホロック付きで保管、または家族と共有した

帰省中の5分は、いざというときの家族の時間を大きく節約してくれます。今からで大丈夫です。少しずつ埋めていきましょう。

実家の置き場所の聞き方は親の通帳・保険・印鑑、置き場所の聞き方|お盆に、スマホの緊急連絡先の設定はスマホの緊急連絡先とロック画面メモ|倒れたときに家族へ届く設定もあわせてご覧ください。