シニアのスマホ整理|アプリは3画面までですっきり

シニアのスマホ入門

スマホの画面を開くたびに、目当てのアプリがどこにあるかわからなくなる。そんな経験はありませんか。シニアのスマホ整理のコツは、アプリを増やさないことより、ホーム画面を3枚までと決めてしまうことです。総務省の「通信利用動向調査」(令和6年)では、70代のスマートフォン保有割合は68.1%まで増えています。使う人が増えたぶん、「画面がごちゃごちゃして迷う」という悩みも身近になりました。今日から少しずつ試せる方法を見ていきます。

なぜ「3画面まで」がちょうどいいのか

シニアのスマホ整理|アプリは3画面までですっきりのイメージイラスト
イメージ(AI生成)

アプリが増えるほど、探す時間も迷う時間も増えていきます。ホーム画面を3枚までと決めておくと、探す場所が限られるので迷いにくくなります。目安は1画面あたり9〜12個ほど。「入りきらなければ減らす」というルールを決めておくと、増えすぎを防げます。ここだけ押さえておけば、あとは順番に進めるだけで大丈夫です。

整理の流れは、次の3ステップです。全部で30分ほどですが、数日に分けても問題ありません。

ステップ やること 目安の時間
STEP1 使っていないアプリを見つけて消す 10分
STEP2 残ったアプリを3枚の画面に分ける 15分
STEP3 迷うアプリをフォルダ(アプリ入れ)にまとめる 5分

STEP1 使っていないアプリを見つける

まずは、この半年で一度も開いていないアプリを探します。アイコンを長押しすると「アンインストール」や「Appを削除」のボタンが出てきます(機種によって表示は少し違います)。ゲームやお試しで入れたアプリ、使わなくなったお店のアプリなどが見つかりやすいところです。

ここで知っておきたいのが、「消す」にも種類があることです。iPhone(アイフォン)とAndroid(アンドロイド)で言葉が違うので、表で整理します。

操作の名前 機種 何が起きるか
Appを削除 iPhone アプリも中のデータも消える。入れ直せばまた使える
取り除く iPhone アプリ本体だけ消え、データは残る。再インストールで元どおり
アンインストール Android アプリを本体から消す。ストアから入れ直せる
無効化 Android 最初から入っていて消せないアプリを、動かない状態にする
ホーム画面から削除 両方 見た目が消えるだけで、アプリ本体は残っている

「また使うかもしれない」と迷うアプリは、iPhoneなら「取り除く」を選ぶとデータが残るので安心です。消し方に迷ったら、無理に消さずそのまま次のステップに進んでも大丈夫です。

ひとつだけ気をつけてほしいのが、銀行のアプリと、本人確認に使うアプリです。ログインのときに番号を表示するアプリ(認証アプリ)を消すと、再設定に手間がかかることがあります。「使っていないように見えるけれど、大事なアプリ」もあるので、心当たりのないアプリは消す前に家族に聞いてみてください。

STEP2 ホーム画面を3枚に分ける

次に、残ったアプリを3枚のホーム画面に振り分けます。分け方の例はこちらです。

画面 置くアプリ
1枚目 毎日使うもの 電話・メッセージ・カメラ・LINE(ライン)
2枚目 週に数回使うもの 地図・天気・銀行・カレンダー
3枚目 たまにしか使わないもの お店のアプリ・旅行・保険

アイコンを長押しして少し待つと、指で動かせるようになります。画面の端まで運ぶと、次の画面へ移動できます。ここまでできたら、いったん休憩しましょう。一度に終わらせなくても大丈夫です。数日に分けて少しずつ進めても問題ありません。

STEP3 迷うアプリはフォルダにまとめる

似た用途のアプリは、フォルダ(アプリをまとめる入れ物)にすると探しやすくなります。アイコンを別のアイコンの上に重ねると、フォルダが自動でできます。「写真」「連絡」「お店」のように名前をつけておくと、あとから見てもわかりやすくなります。フォルダの数も、3〜4個までにしておくと迷いにくいままです。

すっきりを保つ2つの習慣

整理した状態を保つコツは、たった2つです。ひとつは「新しいアプリを1つ入れたら、1つ消す」と決めておくこと。もうひとつは、月に1回、3枚目の画面をながめて「先月使ったかな?」と振り返ることです。5分で終わります。お薬の整理と同じで、ためこむ前に少しずつ。この習慣があれば、3画面のすっきりが長続きします。

子ども世代へ:手伝うときのポイント

「危ないから」「よくわからないから」と、つい代わりに全部やってしまいたくなるかもしれません。ですが、操作はできるだけ本人にしてもらいましょう。隣で「次はここを押してみて」と声をかけるくらいがちょうどよいペースです。自分の手で操作した記憶があると、次に困ったときも自分で試そうという気持ちになりやすいからです。お盆や帰省のタイミングで、10分だけ一緒にやってみるのもおすすめです。消す前に「これは何のアプリ?」と一言確認すると、銀行や認証アプリをうっかり消す失敗も防げます。

よくある質問

Q. 消したアプリは元に戻せますか? ほとんどの場合、アプリストアで同じ名前を検索すれば、無料で再びダウンロードできます。会員情報が必要なアプリは、削除前にログイン方法だけ確認しておくと安心です。

Q. どのアプリを消せばいいかわかりません 迷うときは無理に消さず、3枚目のホーム画面やフォルダに移すだけでも十分です。整理は少しずつで大丈夫です。

Q. 長押ししても「アンインストール」が出ないアプリがあります 最初から入っているアプリは、消せないものがあります。Androidでは「無効化」を選ぶと、動かない状態にできます。出てこないときは、そのまま3枚目の画面に寄せておくだけでも十分です。

Q. アプリを消したら、会員情報や写真も消えますか? 会員情報の多くはお店側に残っていて、入れ直してログインすれば戻ります。ただし、アプリの中だけに保存されるメモや記録は消えることがあります。大事な情報があるアプリは、消す前に家族と一緒に確認すると安心です。

今日のチェックリスト

確認 項目
半年使っていないアプリを1つ以上見つけた
ホーム画面を3枚以内に分けてみた
似たアプリをひとつフォルダにまとめた

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参考:総務省「通信利用動向調査」(令和6年)/総務省「デジタル活用支援推進事業」(高齢者等のスマートフォン利用に関する講習支援)