Amazonアカウントは死後どうなる?家族ができる解約の手順

デジタル終活

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Amazonのアカウントは、持ち主が亡くなったからといって自動的に消えるわけではありません。放っておくと、登録したクレジットカードや購入履歴がそのまま残り、会費の引き落としが続くこともあります。ここでは、家族がAmazonに連絡するときの流れと、連絡する前に確認しておきたいことを順番にまとめます。あわてなくて大丈夫です。

Amazonアカウントは死後、自動で解約されない

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イメージ(AI生成)

LINEやApple IDと同じように、Amazonのアカウントも「亡くなりました」という連絡をしない限り残り続けます。カード決済が有効なままだと、プライム会費や定期おトク便の請求が続くこともあります。

国民生活センターも、令和6年11月の報道発表「今から考えておきたい『デジタル終活』」で、故人のサブスク(定額制サービス)の請求を止められない、IDやパスワードが分からず手続きが進まない、といった遺族からの相談を紹介しています。Amazonに限った話ではなく、いま多くの家庭で起きていることです。

まずは落ち着いて、Amazonの遺族向け窓口に連絡するところから始めましょう。ここだけ押さえておけば大丈夫です。

手続き全体の流れ

やることを先に並べておきます。上から順に進めれば大丈夫です。

順番 やること 目安の時期
1 請求が続いていないか、カードや口座の明細で確認する 気づいたとき
2 残しておきたいデータ(写真・Kindle本など)がないか家族で話す 連絡する前に
3 亡くなった事実と続柄が分かる書類をそろえる 死亡届・戸籍の手続きと同時期
4 Amazonの遺族向け窓口へ連絡する 書類がそろってから
5 案内に従って書類を送り、閉鎖または支払い停止を依頼する 返信を受けてから

※順番は一般的な例です。実際の案内は状況によって変わります。

家族から連絡するときの窓口と必要書類

Amazon(Amazon.co.jp)は「ご遺族からのお問い合わせ(Bereavement Support)」という専用の案内ページを用意しています。故人のメールアドレスやパスワードが分からなくても手続きできる点は、意外と知られていないところです。

案内では、遺族専用の連絡先として bereavement-support-cs@amazon.co.jp というメールアドレスが示されています。書類がそろっていない場合も、まずここへ相談してよいと案内されています。

一般的に用意を求められるものは次のとおりです。求められる書類は状況によって変わることがあるため、最終的には実際の案内に従うのが確実です。

用意しておきたいもの 内容の目安 入手先の例
亡くなった事実が分かる書類 死亡診断書の写し、死亡の記載がある戸籍謄本など 病院・市区町村の窓口
故人との関係が分かる書類 続柄を確認できる戸籍謄本など 市区町村の窓口
連絡する方の本人確認書類 顔写真付きの身分証明書の画像 運転免許証・マイナンバーカードなど
故人のアカウントを特定できる情報 氏名・住所・電話番号・メールアドレス・注文番号など、分かる範囲で 郵便物や配送伝票からも分かることがあります

戸籍謄本は、銀行や年金の手続きでも使います。何通か多めに取っておくと、あとで取り直さずにすみます。

参考:Amazonカスタマーサービス「ご遺族からのお問い合わせ」/国民生活センター「今から考えておきたい『デジタル終活』」(令和6年11月20日 報道発表)

アカウントを閉じる前に確認しておきたいこと

ここがいちばん大事なところです。アカウントの閉鎖は、あとから取り消せない手続きだと案内されています。閉じると、そのアカウントで利用していたサービスやコンテンツ(写真・音楽・電子書籍など)も使えなくなるとされています。

「解約する」と「支払いだけ止める」は別のことです。違いを整理しておきます。

やり方 できること 気をつけたいこと
アカウントを閉鎖する 会費や定期購入の請求が止まり、登録情報も残らない 購入したコンテンツや写真も見られなくなるとされ、取り消せない
支払い方法や会員資格だけ止める まず出費を止めて、判断を先送りできる アカウント自体は残るため、あらためて対応が必要になることがある
いったん何もしない 家族で相談する時間がとれる 会費の引き落としが続く可能性がある

「解約しないといけない」と思い込む必要はありません。まず出費を止めて、データの扱いは落ち着いてから決める、という順番でも構いません。急がなくて大丈夫です。

なお、故人のIDとパスワードが分かっていても、家族が本人になりすましてログインするのは避け、各サービスの遺族向け手続きを使うほうが安全です。国民生活センターもこの点に注意を促しています。

生前にできる備え

残される家族がいちばん困るのは「どこと契約していたか分からない」という状態です。パスワードそのものを書き残す必要はありません。次の4つを書いておくだけで、家族の負担はずいぶん軽くなります。

書いておくこと 書き方の例
登録しているメールアドレス 「Amazonは○○@□□.jp で登録」
会員かどうか 「プライム会員(年払い)」など
定期的な購入の有無 「定期おトク便で日用品を毎月1回」など
支払いに使っているカード 「○○カード(下4桁1234)」

パスワードは、エンディングノートにそのまま書かないのが基本です。国民生活センターは、紙に書いて修正テープで隠しておく、家族だけに分かる合言葉で書いておく、といった方法を紹介しています。保管場所だけを家族に伝えておく方法も現実的です。

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まとめ

Amazonアカウントは自動では消えません。家族が遺族向け窓口に連絡し、必要書類を提出すれば手続きできます。閉鎖は取り消せないため、残しておきたいデータがないかを先に確かめておきましょう。相続や税金が関わる部分は、個別のケースによって扱いが変わります。判断に迷うときは専門家にご相談ください。

チェック項目
Amazonの「ご遺族からのお問い合わせ」窓口を確認した
亡くなった事実と続柄が分かる書類(戸籍謄本など)を用意した
閉鎖の前に、残しておきたいデータがないか家族で確認した

よくある質問

Q. パスワードが分からなくても手続きできますか?
A. できます。故人の氏名・住所・電話番号など、アカウントを特定できる情報を伝えれば、遺族向けの窓口で対応してもらえます。

Q. すぐに解約しないといけませんか?
A. その必要はありません。支払い方法や会員資格だけ止めたい場合も相談できるので、家族の状況に合わせて選べます。

Q. アカウントを閉じると、購入した電子書籍や写真はどうなりますか?
A. 閉鎖すると、そのアカウントで利用していたコンテンツも使えなくなるとされています。閉鎖は取り消せないため、必要なデータがないかを先に確認しておくと安心です。

Q. 故人のIDでログインして解約してもよいですか?
A. 家族が本人になりすましてログインするのは避け、各サービスの遺族向け手続きを使うほうが安全です。国民生活センターもこの点に注意を促しています。

Q. 手続きに必要な戸籍謄本は何通くらい用意すればよいですか?
A. 通数の決まりはありませんが、銀行や年金など他の手続きでも使うため、何通か多めに取っておくと取り直しの手間が減ります。