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パスワードを紙に書いて残すのは、実は間違いではありません。IPA(情報処理推進機構)も「紙での管理を否定していない」と説明しています。ただし、サイト名とID・パスワードをそのまま並べて書くと、ノートを見られたときに全部が分かってしまいます。そこでおすすめなのが、パスワードそのものではなく「自分にしか分からないヒント」を書く方式のノートです。この記事では選び方のポイントと、ヒント方式のノートを1つ具体的にご紹介します。
パスワードの残し方、3つのタイプを比べる

まず、家族への引き継ぎも考えたパスワード管理には、大きく3つのやり方があります。それぞれの向き・不向きを表にまとめました。
| 方法 | メリット | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| そのまま書くノート | 迷わずすぐ書ける | 紛失・盗み見のリスクがそのまま情報漏えいにつながる |
| ヒント方式のノート | 見られても本人以外は分からない | ヒントを書く工夫に少し慣れが要る |
| デジタル管理アプリ | 強固な暗号化・自動入力が便利 | アプリ自体のマスターパスワードを家族が知らないと引き継げない |
この中で、終活の視点(もしものときに家族が困らない)と、ふだんの安全性の両方を満たしやすいのが、ヒント方式のノートです。ここだけ押さえておけば大丈夫です。
パスワード、紙に残して失敗しないために
ひみつの答えのパスワードノート(B6・ヒント方式)を見てみる
なぜ「そのまま書かない」が大事なのか
IPA(情報処理推進機構)が公開している資料によると、紙でのパスワード管理は必ずしも否定されていません。ただしIPAがすすめているのは、覚える部分(コアパスワード)と、書いて残す部分(サービスごとの目印)を分ける考え方です。目印だけを紙に書けば、そのメモが誰かの目に触れても、それだけでは実際のログインには使えません。
ヒント方式のノートも、この考え方と相性がいいものです。パスワードそのものではなく「本人にしか分からない答え」を書く仕組みなので、ノートを見られても中身までは分かりません。意外に思うかもしれませんが、工夫次第で紙は決して弱い方法ではないのです。
参考:IPA(情報処理推進機構)安心相談窓口だより「不正ログイン被害の原因となるパスワードの使い回しはNG」
選ぶときに見ておきたい3つのポイント
ノートを選ぶときは、次の3点を確認しておくと迷いません。
| ポイント | チェック内容 |
|---|---|
| ①ヒント方式かどうか | パスワード欄が「そのまま書く」形式でないか確認する |
| ②記録できる件数 | 利用中のサイト・アプリの数に足りるか(100件程度あると安心) |
| ③しまう場所 | 家族が「もしものとき」に見つけられる場所に保管できるか |
③は終活としていちばん大事なところです。どんなに安全なノートでも、しまい込みすぎて誰にも見つからなければ意味がありません。エンディングノートと同じ引き出しに置いておく、といった工夫が現実的です。
ヒントの書き方、具体例で見てみる
「ヒントをどう書けばいいか分からない」という方もいると思います。ここでは書き方のイメージをいくつか挙げます。
| サービス例 | そのまま書く(NG) | ヒント方式(OK) |
|---|---|---|
| ネットバンキング | password123! | 初めて飼った犬の名前+誕生年 |
| メール | Sakura2020! | 好きな花+子どもが生まれた年 |
| ネットショップ | Tanaka0512 | 旧姓+結婚記念日の日付 |
ポイントは、ヒントを見た本人だけが「ああ、あれか」と分かることです。他人が読んでも答えにたどり着けないくらい、少し遠回しにしておくと安心です。
今回紹介するノートの特徴
「ひみつの答えのパスワードノート」は、B6サイズのヒント方式パスワードノートです。サイトごとにアイコンで項目を分け、パスワードの代わりに「自分だけが分かる答え」を書き込む形式になっています。約100件のサイト・アプリを記録でき、インデックスシールや、水濡れ・汚れを防ぐ透明カバーが付いた仕様です。家族と共有する場合は「父の苦手な寿司ネタ」のように、身内にしか通じない答えを使う、という工夫もできます。
よくある質問
Q. ヒント方式だと、自分でも分からなくなりませんか?
ヒントは「答えを思い出すための手がかり」として書くものなので、あまり凝りすぎない方が安心です。書いた直後に、自分で見返して分かるか確認しておくと安全です。
Q. デジタルの管理アプリと併用してもいいですか?
問題ありません。アプリのマスターパスワードだけを紙のノートにヒント形式で残しておく、という使い方をしている方もいます。ふだんはアプリ、もしものときはノート、という二段構えです。
まとめ
| 最後に確認したい3つのこと |
|---|
| ①ノートにパスワードそのものを書いていないか(ヒント方式になっているか) |
| ②そのヒントを、半年後の自分が見て思い出せるか |
| ③もしものときに家族が見つけられる場所へしまってあるか |
パスワードを紙に残すこと自体は間違いではありませんが、そのまま書いてしまうと安全性が下がります。ヒント方式のノートなら、ふだんの安全性と、もしものときに家族が困らない備えを両立できます。まずは1冊、試してみてはいかがでしょうか。
パスワード、紙に残して失敗しないために
ひみつの答えのパスワードノート(B6・ヒント方式)を見てみる
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