マイナンバーカード電子証明書の更新方法|5年で期限切れ

シニアのスマホ入門

マイナンバーカードそのものはまだ何年も使えるのに、中に入っている「電子証明書」だけ先に切れてしまう。更新を忘れやすい、けっこう起きやすい話です。カード本体の有効期間は発行から10回目の誕生日までですが、電子証明書は年齢を問わず発行から5回目の誕生日まで。有効期限が来たら市区町村の窓口で更新すればよく、手数料もかかりません。この記事では、いつ・何を持って行けばいいのかを順番に見ていきます。

マイナンバーカードと電子証明書、有効期限は別々

マイナンバーカード電子証明書の更新方法|5年で期限切れのイメージイラスト
イメージ(AI生成)

まず、カード本体と電子証明書は有効期限の数え方が違います。ここを混同していると、通知が来たときに「もうカードが使えなくなる」と勘違いしてしまうので、先に整理しておきます。

有効期間 備考
マイナンバーカード本体 発行日から10回目の誕生日まで 18歳未満は5回目の誕生日まで
電子証明書(署名用・利用者証明用) 発行日から5回目の誕生日まで 年齢に関係なく一律5年

つまりカードが手元にあっても、電子証明書だけが先に期限切れになる年がやってきます。あわてなくて大丈夫です。期限が近づくと、こちらから何かしなくても通知が届く仕組みになっています。

参考:電子証明書の有効期間と失効(公的個人認証サービス ポータルサイト)

電子証明書は実は2種類ある

「電子証明書」とひとくくりに言われますが、中身は2つに分かれています。ここを知っておくと、何のための更新なのかがつかみやすくなります。

名称 役割 主な使い道
署名用電子証明書 本人が作成・送信した文書であることを証明する e-Taxでの確定申告など、オンラインでの申請・届出
利用者証明用電子証明書 ログインした本人であることを証明する マイナポータルへのログイン、コンビニでの住民票・印鑑登録証明書の交付、マイナ保険証としての利用

どちらも有効期限は同じく5年で、更新のタイミングも一緒です。窓口では両方まとめて手続きするのが基本なので、「どちらか片方だけ更新する」といった作業を意識する必要はありません。

マイナンバーカードの電子証明書、更新はいつから始められる?

更新ができるのは、有効期限まで3か月を切ってからです。それより前だと窓口で「まだ早い」と言われてしまいます。期限の2〜3か月前を目安に、「有効期限通知書」というハガキが届きます。それを合図に動けば間に合います。

通知書が来ないうちから焦って窓口に行く必要はありません。逆に、通知が届いたら早めに動いておくと、混み合う時期を避けられます。手数料は無料です。

参考:マイナンバーカードと電子証明書の有効期限をご確認ください(政府広報オンライン)

マイナンバーカードの電子証明書、更新の持ち物は本人と代理人で違う

手続きはお住まいの市区町村の窓口で行います。本人が行く場合と、家族などの代理人にお願いする場合とで、必要なものが変わります。

手続きする人 必要なもの
本人 マイナンバーカード本体。暗証番号を覚えていなくても、窓口で再設定できます
代理人 有効期限通知書に同封の「照会書兼回答書」(本人が記入し封入・封かんしたもの)、本人のマイナンバーカード、代理人の顔写真付き本人確認書類

親御さんの代わりに手続きする場合は、この照会書兼回答書がポイントです。本人に記入・封かんしてもらってから預かる形になるので、実家に帰ったタイミングでまとめて準備しておくとスムーズです。市区町村によっては窓口の事前予約が必要なこともあるので、行く前に一本電話しておくと、二度手間になりません。

参考:更新手続きについて(マイナンバーカード総合サイト)

電子証明書の更新期限が過ぎてしまっていたら

ここ、心配される方が多いところです。結論から言うと、有効期限が過ぎたあとでも更新の手続きはできます。慌てて何かの罰則が発生するわけではありません。市区町村の窓口に、マイナンバーカードを持って行けば手続きを進められます(有効期限通知書は無くても大丈夫です)。

ただし期限が切れている間は、証明書のコンビニ交付やマイナ保険証としての利用、e-Taxでの電子申請など、電子証明書を使う場面では機能が止まります。「うっかり切らしていた」と気づいたら、思い立ったときに窓口へ向かえば元に戻せる、くらいの気持ちで大丈夫です。

参考:マイナンバーカードと電子証明書の有効期限をご確認ください(政府広報オンライン)

親のスマホやカードをまとめて見直すなら

電子証明書の更新で窓口に付き添うタイミングは、ほかの困りごとも一緒に片づけてしまう良い機会でもあります。スマホの画面が見づらいと感じているなら文字を大きくする設定を、外出先で倒れたときの備えがまだなら緊急連絡先の設定も、あわせて見直しておくと安心です。

よくある質問

Q. 電子証明書が切れると、マイナンバーカード自体も使えなくなりますか?
A. いいえ、カード本体の有効期限は別に数えられており、電子証明書が切れてもカード本体がすぐ使えなくなるわけではありません。ただしマイナ保険証やオンライン申請など、電子証明書を使う機能は利用できなくなります。利用中のサービスへの影響は、そのサービスの窓口にご確認ください。

Q. 有効期限が過ぎたあとでも更新できますか?
A. できます。市区町村の窓口にマイナンバーカードを持って行けば、期限切れ後でも更新の手続きができます。有効期限通知書が手元になくても手続き可能です。

Q. 更新の手続きに費用はかかりますか?
A. 電子証明書の更新手数料は無料です。持ち物さえそろっていれば、追加の費用はかかりません。

まとめ|電子証明書の更新は通知が届いてから3か月以内に

ここだけ押さえておけば大丈夫です。電子証明書はカード本体より先に、5年で切れる。期限の2〜3か月前に通知書が届く。更新は市区町村窓口で、手数料は無料。代理人に頼む場合は照会書兼回答書を忘れずに。この4つを覚えておけば、通知書を見て慌てることはなくなります。

チェックリスト
□ 電子証明書の有効期限(カードの5回目の誕生日)を確認した
□ 有効期限通知書が届いたら3か月以内に窓口へ行く予定を立てた
□ 代理人に頼む場合は照会書兼回答書と顔写真付き本人確認書類を準備した

法律・制度に関わる細かい取り扱いは自治体や制度の運用によって変わることがあります。気になる点は、一般的な内容として参考にしつつ、お住まいの市区町村の窓口にご確認ください。